ヒドロクラゲ類の大型のクラゲ。ヒドロクラゲのなかでは最大で,かさの直径は20cmに達する。かさは扁平なおわん型で,寒天質が厚く,ハチムシ類のふつうのクラゲとまちがえる人も多い。多くの放射管をもち,触手は100本以上ある。かさの中央の大きな口で他のクラゲをひとのみにする。刺激を受けると生殖腺を青白く発光させることで知られている。分布:日本沿岸,太平洋沿岸。(刺胞動物 ヒドロ虫類 軟クラゲ目 オワンクラゲ科)。◇1962年,下村脩によって,オワンクラゲの発光物質イクオリンと緑色蛍光タンパク質(GFP)が抽出された。