おんなかぶき【女歌舞伎】 女性(じょせい)の集団(しゅうだん)による初期(しょき)の歌舞伎(かぶき)。1603(慶長(けいちょう)8)年,京都(きょうと)で出雲阿国(いずものおくに)が行った念仏踊(ねんぶつおど)りが評判(ひょうばん)になり,それをまねた,女性(じょせい)の集団(しゅうだん)による歌舞伎(かぶき)が流行した。幕府(ばくふ)は風紀(ふうき)を乱(みだ)すとして1629(寛永(かんえい)6)年に禁止(きんし),以降(いこう),男性(だんせい)による野郎歌舞伎(やろうかぶき)がとってかわった。のちの歌舞伎(かぶき)の源流(げんりゅう)の一つ。