おんめい【音名】 音楽に用いる各音の高さにつけた固有(こゆう)の名まえで,国によってよび方がちがう。主音の変化(へんか)でよび方がかわる階名に対する言葉。幹音(かんおん)と派生(はせい)音とに分けられる。幹音(かんおん)は基本(きほん)になる7つの音で,日本では音名をハ・ニ・ホ・ヘ・ト・イ・ロで表し,ピアノでは白けんの音にあたる。また,幹音(かんおん)に嬰(えい)記号や変(へん)記号をつけると,派生(はせい)音(嬰音(えいおん)・変音(へんおん))を示(しめ)す。たとえばピアノの黒けんは,すべて派生(はせい)音である。