カ【<蚊>】 ハエ目(もく) カ科(か)とその近縁(きんえん)のフサカ科(か)・ホソカ科(か)に属(ぞく)する昆虫(こんちゅう)の総称(そうしょう)。カ科の成虫(せいちゅう)のめすは,産卵(さんらん)のためにヒトや家畜(かちく)の血をすうが,おすは血をすわない。ただし,チカイエカのめすは血をすわなくても産卵(さんらん)する。ハマダラカ・オオカ・イエカなどの族に分けられ,マラリア・フィラリア症(しょう)・日本脳炎(のうえん)などをなかだちする昆虫(こんちゅう)として有名な種類(しゅるい)をふくんでいる。幼虫(ようちゅう)(ぼうふら)は水生でいろいろな水域(すいいき)にすむ。コーチ さなぎは食物はとらないが,運動する。2本の呼吸管(こきゅうかん)が,おにの角状(つのじょう)なので「おにぼうふら」とよばれている。