幕末期に坂本龍馬が長崎で組織した海運・貿易会社。1864年から65年にかけて,坂本龍馬が>薩摩藩(鹿児島県)の援助をうけて結成。最初は長崎の事務所を置いた地名から「亀山社中」とよばれた。航海術を学びながら薩摩藩の汽船の回送や物産の輸送を行い,外国からの船舶や武器の購入をあっせんする商社のような役割もはたした。社員は土佐藩(高知県)などの浪士20数名。長州藩(山口県)とも取引を行い,この活動をとおして1866年,薩長同盟を成立させた。67年,社中は土佐藩の所属になり「海援隊」となるが龍馬が暗殺され,翌68年に解散。⇒坂本龍馬⇒薩長同盟