かいごほけん【介護保険】

年(とし）をとって介護(かいご）が必要(ひつよう）になった時(とき）に備(そな）えた保険制度(ほけんせいど）。社会保険(しゃかいほけん）の1つで，高齢化(こうれいか）が進(すす）み，寝(ね）たきりや認知症(にんちしょう）などで介護(かいご）が必要(ひつよう）な人(ひと）が増(ふ）えたことに対応(たいおう）するためにつくられた。40歳以上(さいいじょう）の国民(こくみん）が介護保険料(かいごほけんりょう）を支払(しはら）い，65歳以上(さいいじょう）になると介護(かいご）サービスが受(う）けられる。特定(とくてい）の病気(びょうき）によって介護(かいご）が必要(ひつよう）と認定(にんてい）された場合(ばあい）は，40歳(さい）からサービスが受(う）けられる。1997（平成(へいせい）9）年に成立(せいりつ）した介護保険法(かいごほけんほう）を受(う）けて，2000年4月から導入(どうにゅう）された。介護費用(かいごひよう）の1割(わり）は利用者(りようしゃ）の自己負担(じこふたん）で，残(のこ）りの9割(わり）は保険料(ほけんりょう）と税金(ぜいきん）でまかなう。利用希望者(りようきぼうしゃ）は市(し）(区(く）)町村(ちょうそん）が設置(せっち）する審査会(しんさかい）に申請(しんせい）し，要介護認定(ようかいごにんてい）を受(う）けると7段階(だんかい）の認定(にんてい）ランクに応(おう）じた介護(かいご）サービスを受(う）けることができる。介護(かいご）サービスには，ホームヘルパーによる自宅(じたく）での介護(かいご）在宅介護(ざいたくかいご）)や介護施設(かいごしせつ）での日帰(ひがえ）り介護(かいご）(デイサービス)などがある。