かいたくし【開拓使】 1869(明治(めいじ)2)年,北海道(ほっかいどう)を開発するためにおかれた役所。北海道開拓使(ほっかいどうかいたくし)ともいう。アメリカ合衆国(がっしゅうこく)の大農法(のうほう)を導入(どうにゅう)し,札幌(さっぽろ)農学校をつくり,多くの官営(かんえい)事業をおこし,屯田兵(とんでんへい)を受け入れるなど,北海道の開発を進めた。しかし,屯田兵制度(とんでんへいせいど)が農業開発に貢献(こうけん)したほかは,所期の目的(もくてき)をはたさないまま,1882(明治(めいじ)15)年に廃止(はいし)された。