かいていじしんけい【海底地震計】 海底(かいてい)に設置(せっち)し,陸上(りくじょう)ではとらえられない小さな地震(じしん)を観測(かんそく)する地震(じしん)計。水深数千mの水圧(すいあつ)(数百気圧(きあつ))にたえられるように,耐圧容器(たいあつようき)に入っている。船から投入し一定期間観測(かんそく)後,計器(けいき)を浮上(ふじょう)させて回収(かいしゅう)する自己浮上(じこふじょう)式と,海底(かいてい)ケーブルで陸上(りくじょう)と接続(せつぞく)するケーブル式とがある。 コーチ 現在(げんざい),日本では御前崎(おまえざき)(静岡(しずおか)県)沖(おき)(水深700〜2200m)と房総(ぼうそう)(千葉(ちば)県)沖(おき)(水深660〜4000m)の2か所にケーブル式海底地震(かいていじしん)計があり,データが東京(とうきょう)の気象庁(きしょうちょう)に伝送(でんそう)されている。