かいむ【海霧】 あたたかく湿(しめ)った空気が冷(つめ)たい海面上にふきこんだとき,空気の下層(かそう)がひやされて生じる霧(きり)。「うみぎり」ともいう。北海道(ほっかいどう)南東部の沖(おき)では,夏になると「ガス」とよばれるこい霧(きり)が発生するが,これは,冷(つめ)たい親潮(おやしお)の上に高温多湿(たしつ)の南風がふきこむためにできる。太平洋や大西洋の北部に夏生じる海霧(かいむ)は,なかなか消えない。