かいゆうぎょ【回遊魚】 毎年きまった季節(きせつ)に,一定の道筋(みちすじ)を移動(いどう)する魚。サンマ,カツオ,ウナギ,サケ・マス,アユなど。回遊魚には,サンマ,カツオなどのように日本列島近海を産卵(さんらん)やえさをとるために移動(いどう)する魚のほかに,マグロ類(るい)のように太平洋全域(ぜんいき)や大西洋全域(ぜんいき)など,きわめて広い範囲(はんい)を移動(いどう)する魚もいる。◇このような漁業資源(ぎょぎょうしげん)を保護(ほご)するためには,多くの国による協定(きょうてい)が必要(ひつよう)になる。大西洋では大西洋マグロ類保存協約(るいほぞんきょうやく),東部太平洋では全米熱帯(ねったい)マグロ類条約(るいじょうやく)などの条約(じょうやく)がむすばれ,資源(しげん)を保存(ほぞん)・管理(かんり)しようとしている。