かこいまい【囲い米】 江戸(えど)時代,幕府(ばくふ)や諸藩(しょはん)が領内(りょうない)に貯蔵(ちょぞう)した米。軍事(ぐんじ)上または災害(さいがい)や凶作(きょうさく)の予備(よび),米価(べいか)の調節(ちょうせつ)が目的(もくてき)。腐敗(ふはい)や欠損(けっそん)しないようにもみのまま貯蔵(ちょぞう)した。コーチ 松平定信(まつだいらさだのぶ)が行った寛政(かんせい)の改革(かいかく)で,ききんにそなえ,京・大阪(おおさか)をはじめ諸藩(しょはん)の大名や旗本(はたもと)に命じた囲(かこ)い米は有名。