カジメ 海産(かいさん)の褐藻(かっそう)の一種(いっしゅ)。1年目の体はササの葉状(じょう)であるが,2年目以後(いご)の体は茎状(けいじょう)部の上に羽状(じょう)の葉状(じょう)部をもつ。低潮(ていちょう)線付近(ふきん)から漸深帯(ぜんしんたい)にかけての岩上に生育する。夏に採取(さいしゅ)し,アルギン酸(さん)の原料(げんりょう)にする。高さ:1〜3m。分布(ぶんぷ):太平洋沿岸(えんがん)中部・九州・朝鮮(ちょうせん)半島。(褐藻(かっそう)植物 コンブ目 コンブ科)コーチ 10mぐらいの深い所ではとくによく繁茂(はんも)し,大群落(ぐんらく)をつくる。この群落(ぐんらく)は海中林とよばれ,魚や貝類(るい)のよいすみかとなったり,また貝類(るい)のえさともなる。