かつだんそう【活断層】 新生代第四紀(き)の後期にたびたび活動したことのある断層(だんそう)。活断層(かつだんそう)は将来(しょうらい)活動する可能性(かのうせい)のある断層(だんそう)である。活断層(かつだんそう)の運動には,断層(だんそう)面にそってたえずくいちがいが生じているものと,長い周期(しゅうき)をもってときおり動くものとがある。アメリカ合衆国(がっしゅうこく)西部のサンアンドレアス断層(だんそう),日本では岐阜(ぎふ)県の阿寺断層(あでらだんそう)・根尾谷断層(ねおだにだんそう)などが知られる。◇1995(平成(へいせい)7)年1月17日に発生した兵庫(ひょうご)県南部地震(じしん)は,淡路島(あわじしま)から明石海峡(あかしかいきょう)にぬける活断層(かつだんそう)(野島断層(のじまだんそう))の活動が原因(げんいん)とされている。