かっぱんいんさつ【活版印刷】 活字を用いて行う印刷(いんさつ)。以前(いぜん)は木版(もくはん)をいちいちけずり出して印刷(いんさつ)していたが,活字を1本1本組み合わせて自由に版(はん)がつくれるところから,生きた版(はん)→活版(かっぱん)とよばれるようになった。ふつう,組み版(はん)→紙型(しけい)どり→鉛版(えんばん)という工程(こうてい)をへるので,むしろ凸版印刷(とっぱんいんさつ)とよぶほうが正しい。◇活版印刷(かっぱんいんさつ)は15世紀(せいき)にグーテンベルクが発明したもので,わが国では幕末(ばくまつ)のころに本木昌造(もときしょうぞう)が活字をつくって印刷(いんさつ)したのが最初(さいしょ)。書籍(しょせき)などの活版印刷(かっぱんいんさつ)は1960年頃(ころ)を頂点(ちょうてん)としてオフセット印刷(いんさつ)に取って代わられた。