*かつらたろう【桂太郎】 (1847〜1913)明治(めいじ)時代の軍人(ぐんじん)・政治(せいじ)家。長州藩(ちょうしゅうはん)(山口(やまぐち)県)に生まれ,戊辰戦争(ぼしんせんそう)では東北各地(かくち)を転戦(てんせん)した。明治維新(めいじいしん)後,ドイツに留学(りゅうがく)して兵学(へいがく)を研究。帰国して山県有朋(やまがたありとも)のもとで陸軍建設(りくぐんけんせつ)につとめ,兵制(へいせい)をフランス式からドイツ式にあらためた。日清戦争(にっしんせんそう)の師団(しだん)長,台湾(たいわん)総督(そうとく),陸軍大臣(りくぐんだいじん)を歴任(れきにん)し,1901(明治(めいじ)34)年以降(いこう),3度首相になり,その間に日英同盟(にちえいどうめい)・日露戦争(にちろせんそう)・韓国併合(かんこくへいごう)・大逆事件(たいぎゃくじけん)などにかかわった。