かなぞうし【仮名草子】 江戸(えど)時代初期(しょき)にあらわれた仮名(かな)書きの物語類(るい)。室町(むろまち)時代のお伽草子(とぎぞうし)の流れをくんでいて,庶民(しょみん)の間でよく読まれたため,仮名書(かなが)きか,漢字を使っても仮名(かな)がふってある。説話(せつわ)物・教訓(きょうくん)物・軍記(ぐんき)物など,さまざまな内容(ないよう)の作品がある。コーチ おもに京都(きょうと)を中心に出版(しゅっぱん)された。