かのうたんゆう【狩野探幽】 (1602〜1674)江戸(えど)時代初期(しょき)の画家。永徳(えいとく)の孫(まご)で京都(きょうと)に生まれる。名は守信(もりのぶ),探幽(たんゆう)は号。1617年,本家を弟尚信(なおのぶ)にゆずって江戸(えど)に出,幕府(ばくふ)の御用絵師(ごようえし)となった。明るく,おだやかな画風で,名古屋城(なごやじょう)・二条城(にじょうじょう)などの障壁画(しょうへきが)のほか,絵巻(えまき)や掛(か)け軸(じく)などにはば広く活躍(かつやく)した。