かぶきおどり【歌舞伎踊り】 歌舞伎(かぶき)で行われる踊(おど)り。かぶきの源流(げんりゅう)の1つ,阿国歌舞伎(おくにかぶき)や女歌舞伎(かぶき)で行われたように,初期(しょき)の歌舞伎(かぶき)は踊(おど)りを主とする演劇(えんげき)であった。歌舞伎(かぶき)は,その後の発展(はってん)によって芝居(しばい)が主になったが,役者の舞踊的(ぶようてき)な身のこなしや,長唄(ながうた)や清元(きよもと)などの劇場(げきじょう)音楽による舞踊(ぶよう)のシーンなどに,源流(げんりゅう)である踊(おど)りの要素(ようそ)が色濃(こ)くのこっている。