カマツカ 川の中・下流域(いき),湖の砂底(さてい)部にすむ魚。形や色が鎌(かま)の柄(つか)ににていることから,この名があるという。口先をつき出して砂(すな)とともにえさの底生(ていせい)動物を吸(す)いこみ,えらあなから砂(すな)を吹(ふ)きだす。吹(ふ)きだされた砂(すな)の中にのこるえさにありつこうと,シマドジョウやヨシノボリが食事中のカマツカの周囲(しゅうい)に集まってくる。おどろくと砂(すな)にもぐり,目だけを出して身をひそめる。全長12〜22cm。分布(ぶんぷ):本州(岩手(いわて)県・山形(やまがた)県以南(いなん))・四国・九州・壱岐(いき)島。(硬骨魚類(こうこつぎょるい) コイ目 コイ科)