かみ【紙】 植物繊維(せんい)をからみ合わせて,うすく平らにすき,乾燥(かんそう)させたもの。木材(もくざい)のセルロースが原料(げんりょう)で,木材(もくざい)を細かくきざんだものを水酸化(すいさんか)ナトリウム・亜硫酸水素(ありゅうさんすいそ)カルシウムなどの溶液(ようえき)で煮(に)て,セルロース以外(いがい)の物質(ぶっしつ)をとかしさったパルプを機械(きかい)にかけてつくったものである。しかし,これだけではインキがにじむので,ロジンとミョウバンの混合液(こんごうえき)をくわえている。コーチ 現在(げんざい)のような紙は,105年に中国の蔡倫(さいりん)によって発明された。日本には610年に,高句麗(コグリョ)の僧曇徴(そうどんちょう)によってもたらされた。