かめかん【かめ棺】 土葬(どそう)のさいに,死体をおさめる棺(ひつぎ)として用いたかめ形の土器(どき)。この埋葬法(まいそうほう)は世界各地(かくち)に見られ,日本では,弥生(やよい)時代中期を中心に九州北半部で行われた。1つのかめを用いる場合もあるが,ふつうは2つのかめの口を合わせるようにして用いた。コーチ 縄文(じょうもん)時代には遺(い)がいを直接(ちょくせつ)地中にうめるだけであったが,弥生(やよい)時代にはかめ棺(かん)に埋葬(まいそう)することが一般的(いっぱんてき)となる。