かやく【火薬】 爆発反応(ばくはつはんのう)を利用(りよう)できる爆発(ばくはつ)物。一般(いっぱん)に不安定(ふあんてい)であって,熱(ねつ)や力をくわえることにより,たやすく化学変化(へんか)をおこし,大量(たいりょう)の気体と熱(ねつ)を発生する。黒色火薬,無煙(むえん)火薬,ロケットの固体燃料(こたいねんりょう)などがある。コーチ 羅針盤(らしんばん)・活版印刷(かっぱんいんさつ)術(じゅつ)とともに,ルネサンス時代(14〜15世紀(せいき)のヨーロッパ)の3大技術(ぎじゅつ)の1つ。火薬で弾丸(だんがん)を発射(はっしゃ)する鉄砲(てっぽう)の出現(しゅつげん)で戦術(せんじゅつ)や築城術(ちくじょうじゅつ)が大きくかわり,近代国家の成立(せいりつ)に役だった。