カルガモ おす,めすともにほぼ同じ色であるカモ。カモのなかまではめずらしい。黒いくちばしの先端(せんたん)は,あざやかな黄色でよく目だつ。秋から冬にかけて,湖沼(こしょう)などで大きな群(む)れをつくり,泳ぎながら水中の藻(も)などを食べる。繁殖(はんしょく)期には平野部にすみ,皿状(じょう)の巣(す)をつくる。ひなが大きくなると,川や池に親子で移動(いどう)し,そこで生活する。都会の池で繁殖(はんしょく)するものの中には,飼育種(しいくしゅ)(アヒルなど)との交雑種(こうざつしゅ)がまじる可能性(かのうせい)がある。全長(ぜんちょう):57cm。(鳥類(ちょうるい) カモ目(もく) カモ科(か))