石灰岩でできている地域が侵食や風化を受けてできた特有な地形。石灰岩の主成分の炭酸カルシウムは,二酸化炭素をふくむ雨水にとかされて炭酸水素カルシウムの溶液となる。こうして石灰岩はとかされ,地表面には墓石の立ちならぶようなカレンフェルトができたり,すりばち状のくぼみのドリーネ,それらがつらなったウバーレなどが見られるようになる。また,地下には空洞ができて,しょう乳洞が生ずる。◇アドリア海沿岸のイーストラ半島北部のカルスト地方に多いためこの名がある。
コーチ
日本では
山口県の
秋吉台,
福岡県の
平尾台などが有名である。