カールたいてい【カール大帝 】 (742〜814)ヨーロッパ中世君主の理想とされた,フランク王国の王(在位(ざいい)768〜814)。初代(しょだい)ピピンの子。各地(かくち)を征服(せいふく)して領土(りょうど)を広げ,現在(げんざい)のドイツ・フランス・イタリアにまたがる大帝国(ていこく)をきずいた。800年,ローマ法王(ほうおう)から「西ローマ帝国皇帝(ていこくこうてい)」の冠(かんむり)を受けたが,これは,形のうえで西ローマ帝国(ていこく)を復活(ふっかつ)させ,またヨーロッパの王権(おうけん)とローマ教会のむすびつきを強めることになった。◇シャルルマーニュ,チャールズ大帝(たいてい)ともいう。