かわかみはじめ【河上肇】 (1879〜1946)明治(めいじ)〜昭和時代の経済(けいざい)学者。山口(やまぐち)県に生まれ,東京(とうきょう)帝国(ていこく)大学を卒業(そつぎょう)。ドイツに留学(りゅうがく)後,京都帝国(きょうとていこく)大学の教授(きょうじゅ)となった。この間,社会主義(しゅぎ)の立場から経済(けいざい)学をやさしく説明(せつめい)した本を書き,1928(昭和3)年,教授(きょうじゅ)をやめて大山郁夫(おおやまいくお)と新労農党(ろうのうとう)を結成(けっせい)。その後マルクス主義(しゅぎ)にかわり,共産党(きょうさんとう)に入党(にゅうとう)した。著書(ちょしょ)に『貧乏物語(びんぼうものがたり)』『資本論入門(しほんろんにゅうもん)』がある。