かわどめ【川止め】 江戸(えど)時代の川越(かわご)しで,増水(ぞうすい)のとき,わたるのを禁止(きんし)したこと。川によって規定(きてい)があり,大井(おおい)川ではふだんの水位(すいい)2尺(しゃく)5寸(すん)(約(やく)76cm)を基準(きじゅん)とし,増水(ぞうすい)2尺(しゃく)(約(やく)60cm)以上(いじょう)になると川越(かわご)しを禁止(きんし)した。川止めになると両岸の宿場は旅人で満員(まんいん)となり,旅人は費用(ひよう)がかさんでこまった。