かんげんざい【還元剤】 化学反応(はんのう)のとき,相手の物質(ぶっしつ)を還元(かんげん)する働(はたら)きのある物質(ぶっしつ)。それ自身は酸化(さんか)されやすい物質(ぶっしつ)である。すなわち,酸素(さんそ)をうばったり,水素(すいそ)をあたえたり,電子をあたえる性質(せいしつ)がある物質(ぶっしつ)である。たとえば,銀・銅(どう)・鉛(なまり)・鉄などの金属(きんぞく)の酸化(さんか)物は,炭素(たんそ)といっしょに強く熱(ねっ)すると,酸素(さんそ)をうばわれて金属(きんぞく)となる。このときの炭素(たんそ)が還元剤(かんげんざい)である。対酸化剤(さんかざい)コーチ おもな還元剤(かんげんざい)には,水素(すいそ)・硫化水素(りゅうかすいそ)・炭素(たんそ)・一酸化炭素(いっさんかたんそ)・二酸化硫黄(にさんかいおう)・シュウ酸(さん)などがある。