*かんごうふ【勘合符】 室町(むろまち)時代,日本と明(みん)(中国)との貿易(ぼうえき)のさいに,商人と海賊(かいぞく)(倭寇(わこう))を区別(くべつ)するために用いた一種(いっしゅ)の証明(しょうめい)書。日本および明(みん)の船はそれぞれの勘合符(かんごうふ)を持参(じさん)して渡航(とこう)し,相手先にある原本(勘合底簿(かんごうていぼ))と照合(しょうごう)して,正式の貿易(ぼうえき)船であることが確認(かくにん)された。