*かんごうぼうえき【勘合貿易 】 室町(むろまち)時代,日本と明(みん)(中国)との間に行われた貿易(ぼうえき)。日明貿易(にちみんぼうえき)ともいう。第3代将軍(しょうぐん)足利義満(あしかがよしみつ)のとき,室町幕府(むろまちばくふ)の財政難(ざいせいなん)を打開する目的(もくてき)と,明(みん)からの倭寇(わこう)の禁圧(きんあつ)の要求(ようきゅう)がもとになって開始,倭寇(わこう)と区別(くべつ)するため勘合符(かんごうふ)を使用したので勘合貿易(かんごうぼうえき)という。一時中断(ちゅうだん)したが16世紀(せいき)半ばまでつづいた。日本からは刀剣(とうけん)・扇(おうぎ)・びょうぶなどが輸出(ゆしゅつ)され,明(みん)からは銅銭(どうせん)・絹織物(きぬおりもの)・書画などが輸入(ゆにゅう)された。 年代暗記 勘合貿易(かんごうぼうえき)の開始…人知れよ(1404)勘合符(かんごうふ)