かんぞうジストマ【肝臓ジストマ】 温暖(おんだん)地方の低湿(ていしっ)地にみられる吸虫類(きゅうちゅうるい)の一種(いっしゅ)。別名(べつめい)肝吸虫(かんきゅうちゅう)。ヒト・イヌ・ネコなどの胆管(たんかん)に寄生(きせい)する,5〜10mmの扁平(へんぺい)なへら形の吸虫(きゅうちゅう)。マメタニシが第1中間宿主(しゅくしゅ)。モロコ・タナゴ・フナ・コイなどの淡水(たんすい)魚が第2中間宿主(しゅくしゅ)。この魚を生食することによってヒトに感染(かんせん)する。(扁形(へんけい)動物 吸虫類(きゅうちゅうるい) キュウチュウ目 オピストルキス科)コーチ 重症(じゅうしょう)では,長年にわたって下痢(げり)・貧血(ひんけつ)・腹水(ふくすい)・門脈系(もんみゃくけい)うっ血などをおこす。