カンテツ 世界各地(かくち)にみられる大型(おおがた)の吸虫(きゅうちゅう)で,ヒツジ・ヤギ・ウシなど草食動物の肝臓(かんぞう)に寄生(きせい)する。ヒメモノアラガイなど淡水(たんすい)にすむ巻(ま)き貝が中間宿主(しゅくしゅ)で,この貝の中で成長(せいちょう)した幼虫(ようちゅう)は,貝から泳ぎだして水草・枯(か)れ葉・木片(もくへん)などにつく。ウシなどの最終宿主(さいしゅうしゅくしゅ)が草などとともにこの幼虫(ようちゅう)を食べると感染(かんせん)する。重症(じゅうしょう)の場合,宿主(しゅくしゅ)は死ぬこともある。長さ:2〜3cm,幅(はば):1cm。(扁形(へんけい)動物 吸虫類(きゅうちゅうるい) キュウチュウ目 カンテツ科)