(1946〜 )日本の政治家,第94代内閣総理大臣(在任2010〜2011)。山口県に生まれる。父は会社員で,高校2年生のとき父の転勤にともない東京に移り住む。東京工業大学卒業後,市川房枝の選挙事務所に入り,政治の世界と関わるようになる。3度国政選挙に挑戦するが落選,1980(昭和55)年,社会民主連合から立候補して衆議院議員に初当選。その後,新党さきがけに加わり,1996(平成8)年に第1次橋本内閣で厚生大臣に就任,薬害エイズ問題,豊島産業廃棄物不法投棄問題の対応で注目を浴びる。同年,鳩山由紀夫の旧民主党の旗揚げに参加,ともに代表となる。その後,旧民主党と自由党の合流を経て,民主党代表。2009(平成21)年9月,鳩山内閣発足にともない内閣特命担当大臣,財務大臣に就任。2010(平成22)年6月,鳩山首相の辞任表明をうけて民主党代表選挙に出馬,当選し,内閣総理大臣に就任。在任中に東日本大震災が起こり,震災復興や原発事故への対応に追われたが,就任から約1年3か月で退任した。⇒市川房枝 ⇒鳩山由紀夫