きせいこん【寄生根】 寄生(きせい)植物が宿主(しゅくしゅ)から養分(ようぶん)を吸収(きゅうしゅう)するための根。ヤドリギでは種子(しゅし)が樹上(じゅじょう)で発芽(はつが)すると,根は樹皮組織(じゅひそしき)の中にくいこみ,木部(もくぶ)や師部(しぶ)など養分(ようぶん)をふくむ組織(そしき)に達(たっ)して,これを吸収(きゅうしゅう)するようになる。コーチ ヤドリギの場合,主根が発達(はったつ)して寄生(きせい)根となるが,ネナシカズラやマメダオシの場合,主根は退化(たいか)して不定(ふてい)根が寄生(きせい)根となる。