長野県南西部,岐阜県に接する,木曽川水系上流部の町。中央を木曽川が流れる。西は岐阜県との境に御嶽山,東に駒ヶ岳がある。中心の木曽福島は,江戸時代は中山道の宿場町で,漆器産地としてさかえた。現在は製材・木工業がさかん。面積の約9割を山林がしめ,林業がさかんだったが,近年は衰退しつつある。かつて木曽馬の産地として知られた高原地帯では,肉牛・酪農と高原野菜栽培が行われている。JR中央本線が通る。木曽義仲ゆかりの地として,数々の史跡が残っている。◇2005(平成17)年11月,木曽福島町と日義村・開田村・三岳村が合併して成立。人口:1.2万(2013年)。