きちじょうてんにょぞう【吉祥天女像】 毘沙門天(びしゃもんてん)の妻(つま)で,福徳(ふくとく)をつかさどる女神の像(ぞう)。古代インド神話から仏教(ぶっきょう)にとりいれられた女神で,中国唐(とう)代の貴婦人(きふじん)の形をとる。絵画では薬師寺(やくしじ)の吉祥天女画像(きちじょうてんにょがぞう),彫刻(ちょうこく)では浄瑠璃(じょうるり)寺(じ)の吉祥天立像(きちじょうてんりゅうぞう)が有名。