きのかわ【紀の川(和歌山県の市)】 和歌山(わかやま)県の北のはし,大阪府(おおさかふ)と接(せっ)する都市。和泉山脈(いずみさんみゃく)の南のふもとにあり,東西を紀ノ(きの)川が流れる。山林が多く,山のすそのや丘陵(きゅうりょう)ではイチゴ・ミカン・モモなどの果樹栽培(かじゅさいばい)がさかん。県下でも有数のタマネギの産地(さんち)。近年は,和歌山(わかやま)市のベッドタウン化が進んでいる。奈良(なら)時代に開かれた古い寺である粉河寺(こかわでら)があり,また江戸(えど)時代の外科医として有名な華岡青洲(はなおかせいしゅう)の生誕(せいたん)地でもある。◇2005(平成(へいせい)17)年11月7日,打田(うちた)町・粉河(こかわ)町・那賀(なが)町・桃山(ももやま)町・貴志川(きしがわ)町が合併(がっぺい)して誕生(たんじょう)。人口:6.8万。