きはらひとし【木原均】 (1893〜1986)大正・昭和時代の遺伝(いでん)学者。東京(とうきょう)に生まれ,北海道帝国(ほっかいどうていこく)大学を卒業(そつぎょう),ドイツやイギリスなどに留学(りゅうがく)ののち京都帝国(きょうとていこく)大学教授(きょうじゅ)となる。小麦の祖先(そせん)タルホコムギを発見したほか,ゲノム分析法(ぶんせきほう)の確立(かくりつ),種(たね)なしスイカの育成(いくせい)など多くの業績(ぎょうせき)がある。1948(昭和23)年に文化勲章(くんしょう)を受章。◇日本スキー連盟(れんめい)会長,オリンピック常任委員(じょうにんいいん)などもつとめ,スポーツにもつくした。