きゅうれき【旧暦】 現行(げんこう)のグレゴリオ暦(れき)に対し,明治初年(めいじしょねん)まで使用されていた暦法(れきほう)。天保暦(てんぽうれき)を継続(けいぞく)した太陰太陽暦(たいいんたいようれき)の一種(いっしゅ)で,1年が12か月(345)日からなり,季節(きせつ)とのずれを合わせるため,ほぼ19年に7回のうるう月を入れていた。旧暦(きゅうれき)の明治(めいじ)5年12月3日がグレゴリオ暦(れき)の1月1日にあたるので,この日を明治(めいじ)6(1873)年1月1日として新暦(しんれき)にあらためた。しかし,農村などでは祭りや行事を旧暦(きゅうれき)で行う習慣(しゅうかん)が根強くのこっていた。