第8代将軍徳川吉宗が,1716〜1745(享保1〜延享2)年に行った江戸幕府の政治改革。1716年,将軍となった吉宗は,ゆきづまりを見せはじめていた幕府政治をたてなおすため,江戸初期の家康の政治を理想にいろいろな改革を進めた。まず,それまでの文治政治をあらためて武芸や倹約を奨励し,有能な人材を用いるために足高の制を,人々の意見をきくために目安箱をおき,公正な裁判を行うために「公事方御定書」などの成文法典をつくった。また,財政をたてなおすために新田を開発し,大名から1万石につき100石の米を出させる上米の制を行ったりした。
年代暗記
享保の改革の開始…いないと無(1716)理と享保の改革