*きょくひどうぶつ【<棘>皮動物】 無脊椎(むせきつい)動物の1門の名称(めいしょう)。ふつう,成体(せいたい)は放射相称(ほうしゃそうしょう)である。皮膚(ひふ)には骨板(こつばん)か骨片(こっぺん)がある。水管系(すいかんけい)という海水のまじった体液(たいえき)を循環(じゅんかん)するしくみのあるのが,このなかまの特徴(とくちょう)である。幼生(ようせい)は左右相称(そうしょう)で,アウリクラリア(ナマコ)・プルテウス(ウニ)・ビピンナリア(ヒトデ)などがある。すべて海産(かいさん)で,ウミユリ類(るい)・ヒトデ類(るい)・クモヒトデ類(るい)・ウニ類(るい)・ナマコ類(るい)などの綱(こう)に分類(ぶんるい)される。