きょせい【巨星】 光度が大きく,半径(はんけい)が太陽の半径(はんけい)の数倍から数十倍もある恒星(こうせい)。色はだいだい色から真紅(しんく)まで,それに応(おう)じて表面温度は6000℃から3000℃くらいである。絶対(ぜったい)等級はおよそ0等前後である。HR(エイチアール)図上では主系(しゅけい)列星の右上に位置(いち)する。主系(しゅけい)列星の中心部に核融合反応(かくゆうごうはんのう)の結果(けっか)生まれたヘリウムがたまると,核融合反応(かくゆうごうはんのう)を行う場所が外側(がわ)に広がってくる。そのため発生するエネルギーがまし,外のガス層(そう)がふくらんで巨大(きょだい)な星となる。◇広い意味では,超巨星(ちょうきょせい)をふくめて巨星(きょせい)ということもある。