中央アジアの南東部にある国。政体は共和政で,元首は大統領。首都ビシュケク。天山山脈西部の山岳地帯にあって,東は中国に接する。羊・牛などの牧畜がさかんで,小麦・テンサイ・綿花などを栽培。アンチモン・水銀など地下資源にとむ。工業は紡績・織物・皮革・食品工業などがさかん。住民はキルギス人・ロシア人・ウズベク人など。1876年ロシア帝国領,1936年ソ連邦を構成する共和国となり,1991年ソ連邦から独立。面積:20.0万km2,人口:533万。
国名の由来
住民の多くがキルギス人であるため。キルギスとは「ステップ(温帯草原)を遊牧する民族」の意味。
国旗の由来
赤地に遊牧民族のゲル(パオ)の天井部分をえがき,太陽を象徴したデザインになっている。