*きんほんいせいど【金本位制度】 一国の貨幣制度(かへいせいど)の基礎(きそ)が金におかれている制度(せいど)。通貨単位(つうかたんい)の価値(かち)が金の一定量(りょう)の価値(かち)と一致(いっち)していて,ふつう,銀行券(けん)や政府紙幣(せいふしへい)は金(金貨(きんか)または金塊(きんかい))と交換(こうかん)できる。通貨(つうか)発行量(りょう)は,政府(せいふ)・中央銀行のもつ金の量(りょう)に応(おう)じて増減(ぞうげん)する。コーチ 19世紀(せいき)前半にイギリスが確立(かくりつ),のち各国(かっこく)に広まったが,1929年以降(いこう)の世界恐慌(きょうこう)のなかで次々に廃止(はいし)された。わが国は1931(昭和6)年12月に廃止(はいし)した。