西アジア,ペルシャ湾の最奥部に面する国。政体は立憲君主政で,元首は首長。首都クウェート。国土の大部分が砂漠で,夏の気温は50℃をこえる。雨は冬に集中。生活に必要な水の大部分は海水の蒸留による。1938年に油田を発見。1946年輸出を開始して以来,ばく大な石油収入によって近代化を進めてきた。国民は無税,教育と医療は無料。18世紀に遊牧民ウトーブ族が定住し,1756年にサバハ家が首長になって以来,首長は同家のサリム・ジャビル両家系からえらばれている。1899年イギリス保護領となり,1961年独立。面積:1.8万km2,人口:274万。
国名の由来
ペルシャ語で「小さな城」を意味する言葉から。
国旗の由来
緑は繁栄,白は純潔と高貴さ,赤は勇気,黒はクウェート騎士の上げる砂煙を表す。また,4色はイスラム教初期の4代のカリフの色に由来。
コーチ
1990年湾岸戦争が勃発,翌年占領から解放されたが,油井火災など大被害を受けた。