*くうしゅう【空襲】 飛行機(ひこうき)を使って,爆弾(ばくだん)などで敵地(てきち)を攻(せ)めること。アメリカ軍(ぐん)の本格的(ほんかくてき)な日本本土空襲(くうしゅう)は,太平洋戦争(せんそう)中の1944(昭和19)年11月,サイパン基地(きち)のB29爆撃機(ばくげきき)によって始められた。最初(さいしょ)は各地(かくち)の軍需(ぐんじゅ)工場を対象(たいしょう)にしていたが,のちに都市の人口密集地帯(みっしゅうちたい)を攻撃目標(こうげきもくひょう)とするようになり,大きな被害(ひがい)をもたらした。コーチ 有名な1945年3月10日の東京大空襲(とうきょうだいくうしゅう)では,江東(こうとう)地区は焼(や)け野原となり,死者およそ10万人にのぼっている。