くうそうてきしゃかいしゅぎ【空想的社会主義】 資本主義(しほんしゅぎ)を批判(ひはん)して,理想社会の実現(じつげん)を目ざすが,理想実現(じつげん)の手段(しゅだん)が理想的(りそうてき)・空想的(くうそうてき)な社会主義(しゅぎ)思想のこと。サン=シモン・フーリエ・オーエンらがその代表で,とくにオーエンはスコットランドのニューラナークに,理想実現(じつげん)のための工場を開いた。マルクスやエンゲルスは,これらの思想を批判(ひはん),自分たちの思想をこれと区別(くべつ)して科学的(かがくてき)社会主義(しゅぎ)とよんだ。