文章中の,言葉の切れめを示す読点(、)と,文の終わりを示す句点(。)のこと。
句点の使い方の例
文を完全に言いきったとき,その終わりにつけるが,倒置・省略の文,また「 」の中の文にもつける。ただし,小説の中の会話文など,一般向けの作品では句点を省略するのがふつうである。
用例
「見えたぞ、船が。」「かれは『明日は休みます。』と言った。」など。なお,引用の『 』の語句にはつけない。
用例
「これが有名な『椰子の実』の詩碑です。」など。
読点の使い方の例
(2)主語をしめす「は」「も」などのあとにつける。
(3)対等に並列する語句の間につける。
用例
「京都、奈良の歴史を学ぶ。」
(4)文頭に接続詞・副詞・独立語などがきたときにつける。
コーチ
いろいろなケースがあるが,句読点のつけ方ひとつで,文の意味がかわってくることが多い。
用例
A「ぼくは泣きながら、にげる弟を追いかけた。」B「ぼくは、泣きながらにげる弟を追いかけた。」泣いているのは,A「ぼく」,B「弟」となり,2つの文の意味は異なってくる。自分のつたえたいことを正確に表現するために,句読点のつけ方に注意しよう。