*くらつくりのとり【鞍作鳥】 (7世紀初(せいきはじ)めごろ)飛鳥(あすか)時代の代表的(だいひょうてき)な仏像彫刻師(ぶつぞうちょうこくし)。渡来(とらい)人で仏教(ぶっきょう)をつたえたといわれる司馬達等(しばたっと)の孫(まご)で,止利仏師(とりぶっし)ともいわれ,聖徳太子(しょうとくたいし)に用いられた。その作風には中国の北魏(ほくぎ)の影響(えいきょう)が見られる。代表作に法隆寺(ほうりゅうじ)金堂(こんどう)の釈迦三尊(しゃかさんぞん)像(ぞう)がある。◇「鳥」は「止利」とも書く。