クレー(パウル=) (1879〜1940)スイスの抽象(ちゅうしょう)画家。ベルンの近くに生まれミュンヘンの美術(びじゅつ)学校に学び,カンジンスキーの「青騎士(あおきし)」のグループにくわわる。バウハウスで教えた後,デュッセルドルフの美術(びじゅつ)学校の教授(きょうじゅ)になる。その作風は純真(じゅんしん)な心で感情(かんじょう)のままに表現(ひょうげん)した抽象(ちゅうしょう)画で,超現実主義(ちょうげんじつしゅぎ)の先駆(せんく)とも考えられる。1933年までドイツでくらしたが,ナチスに追われて帰国した。コーチ ピカソ・マチスなどとともに,20世紀(せいき)を代表する画家の1人。